うつし月
てんびん座の月
うつし月の傾向
うつし月は、水面に映る月です。夜空の月はひとつでも、水面に映る月は無数にあります。てんびん座に月がある人の内側も、この写し取る働きでできています。
相手の立場にいったん自分を置いてから考えるので、間の取り方がうまく、その場がどちらに傾いているかに先に気づきます。角の立たない言い方を選べるのも、相手側から見た景色を先に見ているからです。難しいのは、映す時間が長いと、自分の形が分からなくなることです。
どちらの言い分も分かるので決められない。決めないことを選んだのに、優柔だと言われて自分を責める。けれど両側が見える人がその場を降りると、話は速く傾いて、あとから戻せなくなります。
あなたが留まっているから、水面がまだ静かなのです。とはいえ、映すのは仕事であって、あなた自身ではありません。誰の顔も浮かべずに、いま食べたいものを選ぶ。
それだけで、映していないほうの自分が戻ってきます。今日はひとつ、相手のいない選択をしてみてください。