花火月
しし座の月
花火月の傾向
花火月は、開くことを前提に作られています。花火は畳んだまま美しいものではなく、上がって、開いて、見られてはじめて仕事を終えます。しし座に月がある人の内側も同じで、人の前に出たときにいちばん力が出ます。
これは目立ちたがりという言葉では足りません。出し惜しみをしないので、その場にいた人の記憶に残る。残ったものが、次にその人を動かすことがあります。
難しいのは、上がったあとの静けさです。開ききったあとに残る間を、失敗の合図と受け取ってしまうことがあります。歓声が聞こえない日は自分の価値まで下がった気がして、次を急いで上げようとする。
けれど夜空は、途切れなく光っていることを求めていません。誰も見ていない場所での準備、玉を作る手つき、間の取り方まで含めて、この月の仕事です。ひとりの時間は空白ではなく、次に開くための工程です。
今日は誰にも見せないものをひとつだけ作ってみてください。それも、あなたの持ち場です。