陽だまり月
おうし座の月
陽だまり月の傾向
陽だまり月は、日の差す場所そのものです。特別な出来事が起きているわけではないのに、そこにいると体がゆるむ場所が、どの町にもひとつはあります。おうし座に月がある人の内側は、その場所に似ています。
判断の基準が理屈より先に感覚にあり、心地よいかどうかで大きな方向が決まります。だから急かされる場面に弱い。時間を削ると味が落ちることを、体のほうが先に知っているからです。
一度よいと思ったものを長く持ち続けるのもこの月の性質で、五年前に選んだ器を今日も使っていたりします。飽きないのではなく、飽きるより先に馴染んでしまうのです。難しいのは、動かないことを怠けだと言われたときです。
温めるには時間がいる、という説明は言葉にしにくく、うまく返せないまま自分を疑うことがあります。けれど周りの人は、あなたが同じ場所にいることを勝手に前提にして戻ってきます。それは動かなかった結果ではなく、留まり続けた仕事です。
日課にするなら、手ざわりのよいものをひとつだけ、毎朝触れる場所に置いておくとよいでしょう。